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■UV硬化型塗料 ダプコビーム
ダプコビームは紫外線のエネルギーによって硬化乾燥する塗料です。一般にはUV塗料、または、紫外線硬化塗料といわれている塗料です。紫外線を照射することによって塗膜を硬化乾燥させるという技術が実用化されたのは、およそ30年ほど前のことです。
 UV塗料は、無公害、省資源、あるいは省エネルギーの対策のために開発されたものですが、現在では、生産性の向上、性能改善及び利益増を目的として利用されています。 ダプコビームは弊社の独自の技術を結集して開発したもので、時代のニーズにマッチし皆様のご要望に十分お応えできるものと思います。


UV塗料に用いる紫外線とは
紫外線も光の一種で、目に見える光、いわゆる可視光線は赤、橙、黄、緑・・・・・紫などでこの順に波長が短くなり、紫より波長の短いものを紫外線といいます。紫外線のうちUV塗料の硬化に利用する波長は、250ー450ナノメーターの範囲にあるもので、工業的には高圧水銀灯から発生するものを使用します。(1ナノメーターは1ミリメーターの100万分の1の長さ)

UV塗料の種類
 UV塗料の歴史は不飽和ポリエステル樹脂系から始まり、パーティクルボードの下塗り、ケイカル板の目止め、木製の床材の塗装等に大量に消費されています。不飽和ポリエステル樹脂はその性質上、木材塗装に好適ですが、他の素材には不適な事が多いため、アクリル樹脂が、現在では、UV塗料の主流となっています。このほか、光付加重合型や光カチオン重合型があります。
 不飽和ポリエステル樹脂系UV塗料は不飽和ポリエステル樹脂をスチレンに溶解し、これに光重合開始剤を加えたものをベースとした物であり、アクリル型はアクリルオリゴマーとアクリルモノマーの混合物に光重合開始剤を加えた物がベースとなっています。  不飽和ポリエステル樹脂型は比較的安価ですが、硬化が遅く、種々の素材への密着に難があります。アクリル型は硬化が速く、応用範囲が広いので利用しやすいといったような性質があります。


UV塗料の組成
UV塗料の組成は大体以下の通りです。
UV塗料 必須成分 重合性二重結合をもったアクリル系オリゴマー
重合性アクリルモノマー
光重合開始剤
有機溶剤
または
必要により加えます
顔  料 体質顔料
艶消し剤
着色顔料または染料
添 加 剤 重合禁止剤、消泡剤、レベリング剤 等


UV塗料の硬化の仕方
 塗膜に紫外線が照射されると、光重合開始剤が紫外線を吸収します。光重合開始剤は吸収した紫外線のエネルギーでラジカルに変化します。ラジカルはモノマーやオリゴマーに働きかけて、いわゆる、ラジカル重合反応を起こし、液状の材料が固形の塗膜に転換していきます。  ラジカル重合は極めて短時間に進行するためUV塗料の硬化乾燥は速いのです。

UV塗料の一般的特徴
  1. 極めて短時間で硬化します。・・・・秒または秒以下です
  2. 低温で硬化します。・・・・・・・・・・・紫外線で硬化するので熱は不要。被塗物の温度は室温より少し高い程度。熱に弱い物質の塗装に好適。
  3. 省スペース。・・・・・・・・・・・・・・・・乾燥設備がコンパクトになるため場所をとらない。
  4. 無溶剤から溶剤希釈型まで用途に応じて選択できます。
  5. クリーンエネルギーによる硬化です。


UV照射装置の概略
  光源は高圧水銀灯、または、メタルハライドランプを用います。使用する塗料の種類に応じて使い分けます。厚膜硬化またはエナメル硬化の時はメタルハライドランプ、一般的には高圧水銀灯を用います。設備の概略は下図の通りです。   設備は生産量、被塗物の大きさによって設計します。
UV照射装置の概略図



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